埼玉朝鮮幼稚園へのマスク不配布についてさいたま市に抗議します

新型コロナウイルス感染拡大のために、全国的にマスクが不足する中、さいたま市は保育所など子ども向けの施設や高齢者施設のスタッフ用に、市が備蓄しているマスクを提供すると決定しましたが、その配布先に埼玉朝鮮幼稚園が含まれていなかったことに対し、強く抗議します。

当会で抗議を決定するまで

2020年3月8日、さいたま市が保育所などの子ども向けの施設や高齢者施設のスタッフ用に、市が備蓄している18万枚のマスクを提供するというニュースが流れました。

埼玉朝鮮幼稚園の朴洋子延長がさいたま市の危機管理課に電話をしたところ、幼稚園の担当である子ども未来局幼児未来部幼児政策課に電話するように言われました。

同課に電話したところ、「配布の対象施設ではない」との返答があり、さらに配布排除の理由として「マスク転売の恐れがあるから」という発言が市職員からありました。

この発言は翌11日に撤回されましたが、ヘイトスピーチに当たるものであり、到底看過できるものではありません。

本日、埼玉朝鮮幼稚園の保護者や関係者により、さいたま市に対する抗議活動が行われました。(上記のヘイトスピーチの撤回、謝罪も抗議中になされました)

抗議に対しさいたま市は、「再考する」と返答しましたが、予断を許さない状況です。